フレッシャーズオープン～社会人編Ⅳ～


　2022年6月5日、晴天。クイズを初めて間もない人たちの登竜門の一つともいえるこの大会、川崎市産業振興会館にて開催されました。川崎駅から徒歩5分程度とアクセスがよく、過去に何度もクイズ大会が開催されている会場であり、神奈川クイズの聖地の一つと言ってもいいこの場所で、4代目のフレッシャーズオープン優勝者が誕生しました。
　今回主催を過去3回務めていたWataさんからちぃさんに交代、ちぃさんが所属するクイズサークルPilotsのメンバーの一部がスタッフとして運営している大会です。
　PilotsはAQL2022より神奈川リーグに参加したクイズサークルです。西東京からの移籍となりますが、神奈川での活躍も期待しております。

　大会コンセプトは『社会人のフレッシャーによる短文基本問題No.1決定戦（クイズ大会）』であり、2017年1月以降にクイズを始めたプレイヤーのみが参加出来る大会となっています。

　エントリー受付当初から申し込み殺到となっており、当初予定の60名から72名に定員を増やしたとのことでした。比較的大規模な大会となっており、運営の出来るだけ沢山の参加者にクイズを楽しんでもらいたいという意向を感じられました。

　大人数の大会はペーパークイズによる予選で一定数の成績を取らないと早押しボタンに触れられない大会もありますが、この大会は1Rのペーパークイズを含む4Rまで全員が早押しクイズが出来るような構成になっています。

ペーパークイズの様子
早押しクイズの様子

ここからは、スタッフや参加者のインタビューをお届けいたします。

大会中インタビュー①

大会スタッフ　ヤマ


～まずは一言お願いします。

　70名を超える参加者にお越しいただいて嬉しく思います。

～スタッフとして参加する想いをお伺い出来ますか。

　今回大会代表を務めているちぃさんから声を掛けていただいて参加しました。
　社会人になってからクイズを始めた歴の浅い人向けの大会を自分自身も2回ほど開催しました。（NewGenerationCup）
　当時から強い人ばかり参加するクイズ大会に参加するのは勇気が必要であるという問題意識があったので、こういった大会の意義に賛同したため、今回もスタッフとして喜んで参加しました。

～この大会の準備は大変でしたか？

　社会人向けの問題を作成したり、クイズ大会の参加に馴れていない方に向けてどのようにホスタビリティを維持するかに気を配りました。

　厳密にはPilots主催というより、Pilots有志として参加しています。概ね社会人になってからクイズを始め、５～７年程度のメンバーが多いため、こういった大会の意義には賛同してくれています。

～PilotsはAQL神奈川に今期から参加ですが意気込みは？

　東京西部に所属していましたが、今期から神奈川に移籍させていただき、心機一転、チーム戦を全力で楽しむをモットーに一生懸命頑張っていきます。神奈川の皆さん、仲良くしていただければありがたいです。

大会中インタビュー②

参加者　クイズネーム　かも　さん

かもさん

～クイズ歴は？

　2018年6月頃から。広島の瀬戸内クイズサークルに顔を出したのがきっかけです。
　今日は広島から来ました！


～この大会をどのように知ったか？

　Twitterやサークルのメンバーから聞いて知りました。
　学生向けの大会は多いですが、社会人でクイズ歴が浅い人向けの大会は少ないので今回参加しました。

～他に大会は参加されますか？

　中国地方のクイズ大会には参加したりしますが、なかなかいい成績は残せていません。

～今日の目標、意気込みは？

　準決勝に行きたいです。ペーパーテストは自己採点は31点ぐらいで出鼻挫かれたのでここから巻き返したいです。　　まずは楽しむことを第一に考えて、それに結果がついてくるようにしたいです。


【大会では7○3×ラウンドにて1stで抜けるなど、するどい押しを見せて活躍されていました！】

大会中インタビュー③

参加者　エントリー名　とり　さん

とりさん

～お名前をお願いします　

　蒼井小鳥です。今日は半分ベイビーウルフ、半分個人のつもりで来ました！

～クイズを始めたきっかけは？

　もともと少しクイズをしていたんですが、ベイビーウルフクイズ女王決定戦という企画でクイズ大会に出たのがきっかけです。（ベイビーウルフのイベント。MC、クイズ作成はカプリティオ古川さん）

https://www.youtube.com/watch?v=JWrCi-DeLKo


　ときどきメンバーの中でクイズを出し合ったりして遊んでいます。
　今回、オープン大会に出場するのは初めてです。

～今日の目標は？

　エントリーNoが45なので、45位以上になれたらと思います。

～意気込みをお願いします。

　楽しく1問でも多く押せるように頑張ります！

【大会では得意の麻雀問題を2問取るなど、初めて出場するオープン大会を楽しまれていました！当日の様子はベイビーウルフチャンネルで配信されていますので、こちらも是非ご覧ください！】

【クイズ大会】フレッシャーズオープン～社会人編Ⅳ～【初参加！】

大会後インタビュー①

優勝者　エントリー名　にゃんほゃ　さん

優勝者　にゃんほゃさん


～優勝おめでとうございます。率直な今のお気持ちをお聞かせください

　ありがとうございます。本当に嬉しいです。

～クイズ歴はどれぐらいですか？

　ボタンを押すようになってから二年半ぐらいだと思います。

～普段はどのような活動をしていますか？

　普段はみんはや（※みんなで早押しクイズというスマホ用クイズアプリ）やオンラインでクイズを楽しんでいます。たまにオフラインでも友達と押しています。

～他に大会などには参加していますか？

　オープン大会にはあまり出たことがないので、今回がオープン大会に出場するよいきっかけになりました。

～大会主催の方々にお伝えすることがあればお願いします。

　いろいろなクイズをする場がある中で、本当に居心地の良い大会を開催していただいたこと、大変感謝しています。これからも歴の浅い人たちが参加できる機会を続けていただけると私としても嬉しいです。是非よろしくお願いします。

【決勝の10〇4×クイズでも、準優勝のくまださんと共に9〇まで×を使わない綺麗なクイズでデッドヒートを繰り広げ、見事優勝を掴み取りました。本当におめでとうございます！】

大会後インタビュー②

大会主催　ちぃ　さん
※写真撮影時のみマスクを外していただきました

主催　ちぃさん

～まずは大会お疲れさまでした。

　ありがとうございます。一つ肩の荷が下りてほっとしています。

～この大会はフレッシャーズオープン「Ⅳ」ということで4回目の開催ということですが、前回までは前任者のWataさんが主催されていました。交代の経緯を教えてください。

　フレッシャーズオープンは決勝に進出した方は出場権を失う大会でした。私は、第一回・第二回に出場していますが、第二回に準優勝したことで出場権がなくなりましたので、第三回は問題提供の形で大会に協力させていただきました。今回の第四回も問題提供をするつもりだったのですが、一旦暗礁に乗り上げてしまって大会がなくなるかもしれないと聞いて代替的なイベントを開催できればと考えていました。Wataさんにご報告差し上げた際、何なら屋号を引き継ぎますかという打診をいただきましたため、よろこんでお請けしたのが背景となります。

　始めは、重いと思っていたのですが、今日スタッフを務めてくれた仲間に相談した結果、やろう。という決断に至りました。それが今年の1月頃で準備を進めてきた。という形になります。

～既存の大会のコンセプトから引き継いだ点と独自のこだわった点があれば教えてください。

　まず、引き継いだ点は、問題傾向です。あまり競技クイズよりにしたくないというか、いろんな方向にアンテナを張っている人が正解できる問題を多く用意しました。これは学生ではなく、社会人を対象としている大会であるということもあります。

　逆に、自分なりにこだわった点としては、これまでクイズを始めてから4年が対象であった出場制限を5年に1年間伸ばした点です。

　2020年、21年というのは言うまでもなくコロナ禍により身動きが取れなかった時期でした。徐々に緩和されてきていましたが、昔のようにはやりたいことが出来ていない状況でした。
　そんな中、この2年間を丸々2年としてカウントしてもよいものかという疑問があり、であれば、ゆるやかに期間を取りたく、今回思い切って1年伸ばしました。それによって、間口が広がったと考えています。この間、たくさんクイズをやっていた人が参加出来てしまうという意見もありましたが、そこはこだわって設定させてもらいました。

～次回開催というのは構想にありますか？

　現段階では考えられていないです(笑)とりあえず、今回の反省をした上で、スタッフの中でも今回でやめたいという人や様子を見たいという人もいるかもしれません。スタッフも全員社会人なので。

　ただ、今回の反応が概ね好評であれば、前向きに考えたいと思います。

～スタッフや参加者へ一言お願いします。

　両者に対して、感謝しかないです。
　まず、スタッフに向けてですが、優柔不断な自分をみんな強い形で引っ張ってくれました。その点、凄く感謝していますし、誰一人欠けてもなしえなかった大会だと思うので、誇りたい部分です。

　次に、ご参加いただいた皆さんへは、北は北海道から南は熊本からお越しいただきました。いやー、交通費もバカにならないでしょう。そういう遠いところからお越しいただいたこと、嬉しく思います。それだけ、フレッシャーズオープンという大会に対する期待や素晴らしさを引き継いだものを改めて実感しました。代表が交代したにもかかわらず、参加したいと思い、お越しいただいたこと大変ありがたいです。

～今回、AQL神奈川として取材をさせていただきましたが、Pilotsとして神奈川に対する想いなどはありますでしょうか。

　昨年までPilotsは西東京のリーグに所属していましたが、今期から神奈川のリーグに所属することになりました。元々Pilotsというサークルもむしろ神奈川に縁のあるメンバーが多く、足を付けてクイズが出来るのではないかと考えています。今回、川崎の会場で開催できたというのも何かの縁かもしれません。神奈川のみなさんよろしくお願いいたします。

【ちぃさんを始め、スタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。Twitterの反応を見るにとても好評でした。早押しクイズの楽しさを存分に伝えられたのではないでしょうか。是非次回の開催も期待したいところです。】（文・輿）

今回、神奈川で行われるクイズ大会としてフレッシャーズオープンⅣをレポートさせていただきました。
今後も神奈川で行われる大会、活動などを取材させていただける学校並びにクイズ団体を募集しております。